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第5話『会議』

B次長『では、時間になりましたので、10月会議を始めます。起立! 礼! 』

B次長『9月概況で部長から説明があります。』

A部長『えーあー9月の概況を説明すると、クレジット課金○○、DP課金○○、コナミスタイルからのDP○○、』

…と数字の報告から始まった。昨年対比では徐々にこのプロジェクトは上がっている。

A部長『というように好評な状況である。我々の作戦はおおむね成功している。なにか問題あるか?』

C『え!?あ、そうですね…OCGのほうではシンクロモンスターの登場とアニメ5Dsの好調な推移となっていますが』

C『肝心のオンライン状況ではいまだにオネストパックのままであり、時代も前回のアニメのものになっています。』

部長『しかし肝心のプログラムの方は、まだ仕上がっていないようだが。それは我々にはどうしようもない』

D『でも前回の会議でさまざまな案は出ていたと思うッス。工夫の余地はある・・っすか?』

概況の説明は部長がするべきだが、数字の報告だけでは全体把握がないだろう。Fは前年を詳しく知らないために、ただ聞いていた。

B次長『DPキャンペーンが好調です。それにアルティメットマッチがあります。』

C『アルティメットマッチはこれで終わりですし、DPサービスは12月1日までです。もうすぐ終わりです。』

F『あのー』

一同がこちらを見る。一瞬たじろぐが、Fはプログラム室を出るときのエンドユーザーの声のことをいいたくなった。

F『この前イベントに出ているときいろいろなユーザーの生の声を聞けました。それで…』

A部長『…君はわかってないね』

A部長はすぐにFの意見をさえぎった。少しイラツキもあるようだ。

F『部長、メールの要望のまとめなどは?』

A部長『そんなもの、ない。』

そろそろ空気を読めよと言わんばかりにDが話し出す。

D『あのさー、客、客いってもさ、外国人もいるわけよ、日本人だけにサービス出来ないし。第一あいつらの要望ときたら…』

F『しかし苦情(クレーム)もあるわけです。調査はされないんですか?』

A部長『以前GMの話はしたろう。意味がないんだよ、強烈な推進力でいけばいいのだ』

F『ではカスタマーセンターに寄せられたクレームはどうしているんでしょうか?』

C『どうでもいいかなって文については、まあ大半がそうなんだが、伝えとくという文で返しているそうだ、いちいち返信してられないしね。』

B次長『いまのままじゃだめだ。提案がある』

Fはこの状況を打開していくことはできるのか、B次長の話に耳を傾けた。

つづく。
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